2014年6月7日土曜日

Open Reel Ensemble さんから no.9 さんへ 〜音のつながり〜

「ヤッホーぼくの好きな曲だ!*\(^o^)/*」と息子。

 2014年3月13日、横殴りの雨の中、観に行った「青山 月見ル君想フ」でのLIVE

この日は本当に素敵な夜で、(このLIVEの事はいずれ書かなきゃと思っているのですが…それは次回に(^ ^ ;;)息子はこんな大きなライブハウスに来るのは、生まれてはじめてのこと。

実はOpen Reel EnsembleさんからこのLIVEの事を知ったのですが、実はあるエレクトロニカお薦めサイトでno.9さんの事を知っていて、それからSoundCloudや、YouTubeの音を探しに行っては、音を聞いていた息子。


「LIVEで実際に音を聞けるかもしれない。」LIVEは夜遅かったのですが、事前に息子を連れて行って良いか連絡もしてOKだったので、「これはいかなきゃ!」と伺ったLIVEは「no.9さんは、音がすごくよかったなあ。音が。(ღˇ◡ˇ)」としみじみな息子。2階からジッと観ていました。

私もLIVEだと身体全体に心地よいよく響き渡って、とっても幸せな音達で、今までメディアから聞いていた雰囲気とは全く別な物でした。

私が思ったのは「全速力で、みどりの草原の丘をくだっていって、そのまま崖から空にダイブ!している」感じ。なんです。
(no.9の城さんは、完全にダイブしていたそうです(*´艸`))

あれから、かなりはまっている私達。朝の時間に聞くことが多いです。せわしないからこそ、優しい音楽がとっても必要で(;^_^A

今度出るアルバムの制作過程の動画。これまた息子はじっと観ていました。



この動画の曲は、LIVEで聴いた曲で、息子がとっても気にっていました。エンドロールの曲もとってもcoooooool!「かっこいいい!」と思わず叫んでしまった私達。かっこよすぎます。

私達も曲をつくるようになって少しわかった事なのですが、一度曲をつくると、目指す音に向けて、それをもう何度もなんども∞聞く事になります。「曲をつくる」ということは、聞く人に届ける為に途方もない時間がかかるという事。
本当にその曲が好きでないと何度も聞けない。そういうものなんだなあ。と。

私達は2人でも「もめる」事はありますし、時間もかかる。それをバンドとして行っている事自体、バンドを組んで制作活動を行っている全ての皆さん達に対して、只ただ尊敬しかありません。(^ ^ ;;

でも出来上がった時には、1人では成し得る事ができない、素晴らしい世界が待っている事も何となくわかる様な気がします。

結成から7年、ついに完成され、ツイートのコメントからもわかるように、きっと大変な時間を乗り越えて来た、7月6日 Release される今度のno.9 orchestra 1st Album [ Breath in Silence ] は本当に楽しみな私達です。

縁とは不思議な物で、色んなもの、こと と繋がっていきます。

Facebookページや、TwitterなどのSNSで、色んな言葉のやりとりもできて、no.9さん達がとっても身近に感じられています。
息子や私が全く知らなかった世界にこうやってつながっていくことが、とっても楽しいし嬉しいし、とっても感謝しています。

実は、LOOP POOLという方達の2nd album [ √ ]に、no.9さんがSAKURAという曲をRemixした - Pink Snow Ver. -が収録されているそうです。
(最近このLOOP POOLさんのも気に入って聞いています。(ღˇ◡ˇ))


7/20に渋谷のWWWにて開催される同アルバムのリリースパーティでお披露目される予定だそうです。現在チケット販売中!もちろん、チケット予約しましたゝ(*´▽`)*´▽`)ノ

このWWWで行われるライブについて、ツイートでも「あのスピーカー」でやるのがとても楽しみ!と意味深な言葉が出て来ます。
何か特別なスピーカーみたいです。(*´艸`)とって気になります。


音の世界は本当に深くって、アリスの国の迷宮 みたいです。

2014年5月25日日曜日

DOMMUNEから、mama!milkさん、そして「テンペスト」@新国立劇場

テンペスト」@新国立劇場がとーーーーってもよくって、もう、エアリエルの魔法にすっかり、かかってしまったようです!

実は、数日前ドミューンをみて、初めて知った、白井晃さん演出舞台「テンペスト」@新国立劇場。

DOMMUNEをみればみるほど、演出や音楽や役者さんの織り成す様々な事柄に気がつく事ができ、とっても興味深くって、とっても素敵な放送だったんです。でも6月1日まで!と会期がもうおしりの方!息子と私で「チケットとれるかな。観に行きたいねぇ…」とため息まじり…。

音楽を担当されている→ mama!milkさんという方々もはじめて知りましたが、この方達の音楽がとっても素敵なんです!「ひっくりかえせる、おもちゃ箱をつくろう!」というコンセプト、この写真を見た瞬間「これは劇場に行かなくっちゃ!」と強く思いました。

で、チケットを調べると「Z席」なる当日券があり、劇場に問い合わせた所、当日並んで購入するチケットで、座席は2階席の一番後ろなのですが、価格が驚く事にとってもリーズナブル。
私達、シェイクスピアを観に行く機会なんて、全く考えもしなかったのですが、こんなに「みてみたい!」と思わされる演劇はありませんでしたので、ぜひ、並んでチケットをとろう!と意気込んだものの、不安とワクワクな気持ちでいっぱいでした。

そして…日曜日の朝、劇場へ。思ったよりたくさんの方々が並んでいらっしゃって、かなり不安…。もっと早く劇場にこなきゃいけなかったな…。と反省していましたが、実は、他の演目の当日券の方も並んでいて、ほっ。と一安心。
自分たちの番まで回って来て、チケットは無事に購入出来る事がわかりました。
そして、本来なら座席は選ぶ事は出来ないのですが、息子の事を気遣って、スタッフの方が私と隣同士の席にして下さいました。ありがとうございました。

---------------------------------------------------------
時間がくるまで、近くで開催されている

幸福はぼくを見つけてくれるかな? @東京オペラシティ アートギャラリーを観に行きました。



この展覧会、入場する際に「ある仕掛け」があって、とっても驚きました!が、この仕掛けのおかげで作品の世界に ボン!と投げ出され、作品の一部になったかの様で、はずかしさもありましたが、気持ちがよかったです。ぜひ、こちらもおすすめです。(ˇˇ)
---------------------------------------------------------

…で、目的の「テンペスト」13時~の公演。

もう、わくわく∞が止まらなくて「はやくはじまらないかなあ。」と息子も私も気持ちがどんどん高まります。
席は思ったよりとても観やすく、座席を高くする為の厚めの座布団が用意してあり、息子の座高でも劇場を見渡す事が出来ました。

どこまで書いていいのでしょうか…。
ネタバレになるようなことは、後日書き入れるとして、今、ここで言える事は「二度とない時間をぜひ、観に行って体感して来てください!」と言う事です。

まず、テレビでしか観た事のない役者さん達が、目の前で言葉を発していることに驚き、1200個!と言われるものすごい数の段ボールと、劇場をいかした奥行きが、あらゆる世界を次々と構築していくさま、現代と403年前の世界が、今、目の前で違和感なく繰り広げられていることの不思議。mama!milkさんの音たちが、その世界の構築に必然なさま。何もかもが、魔法のようでした。

今年2014年は、シェイクスピア生誕450年という記念の年。私達はシェイクスピアのことは全く知りませんでしたが、何がスゴい!って、テンペストが現存する物語(映画等も含めて)の全ての要素を併せ持った作品だったと言う事です。

初演は 1611年11月1日と言われています。この頃の日本の出来事と言えば、豊臣秀頼が徳川家康と二条城であっていたりする時代 *_* 全く想像がつきません。

そんな時代の演劇が、今目の前で演じられ続けて来た事のとてつもない時の流れと、やっぱりそこに描かれている「人間」や「妖精=大自然や地球全体をとりまく八百万の神」とのやり取りが生きいきと再現されている事の不思議と感動。それは、今も昔も変わりがない、同じ人間の感情であること。

昔の方々が感動したり、感銘を受けたように、私達もその時の方々と同じ感情を今、抱く事が出来ている不思議に、とっても言葉がありませんでした。

mama!milkさんの音楽と役者さんの間には、みえない信頼関係がすっかり出来上がっていて、ものすごく気持ちのいい瞬間、しゅんかんがあり、『音楽を演奏する方達は、役者さんに影響されないで、でもしたい音楽を奏で、役者さんも音楽に影響されないで、でも自由に演技出来て、でもお互いがちゃんと両立するのってなんだろう。』と白井晃さんがDOMMUNEでお話ししていましたが、それに近い場面がたくさんあり、究極な世界を覗けた気がします。

最後の拍手はもう感動的で、もう、400年以上続いて来たことなんだな…。と思うと感情がわーっと押し寄せて来ました。本当に、こんなに素敵な時間を過ごせるとは思ってもみませんでした。

日程は、残す所あと29、30、31、6月1日ですが、ぜひ、朝に並んで見る価値がものすごくありますので、強くお勧めしたいです!


最後に、このような素敵な時間を体感するきっかけを与えて下さった、DOMMUNE、そして、番組にご出演されていた演出の白井晃さん、そして3人で奏でているとは思えない様な素敵な音達をまさに妖精のように届けて下さったmama!milkさんと、トウヤマタケオさんにお礼を申し上げたいのと、実際に目にした舞台を造り上げてこられた全ての方達にお礼を申し上げたいと思いました。(ˇˇ)

シェイクスピアなんて、今までとても敷居が高く感じられていた物が、「今日は映画でも観に行こうか!」くらいの気持ちで、観に行く事が出来る世界だと知る事が出来ました。

息子と私の世界がまた一段と広く、深くなりました。ぜひ、また興味深いプログラムがあったら、新国立劇場に足を運びたいと思いますし、息子も「またいこうね(ღˇ◡ˇ)とってもよかったね。とっても、こころにしみたよ。」と大満足でした。

本当に、ありがとうございました。ゝ(*´`)*´`)